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EP8 confession解釈
実はこの記事を書きたくて、「ヤスの一なる真実」公開時にお蔵入りした、このブログ企画を引っ張り出してきました~!

ただしブログ記事は作成して眠らせてから数年経ってしまったので、自分の中でもう少し設定を固めつつ続けていく予定です。
長い目でおつきあい頂けますと幸い。


さて、「ヤス一(いち)」作成後から最近までうみねこから離れていたのですが、EP8で補完がされていると聞いて(※私は基本的に情報入手が遅い)、読んできました。

そしてまだコミックスになっていないconfession部分が気になったので、ネット上で情報を集めたりして。

実際に読んだら印象が変わるかもしれないですが、基本的にネット情報以上のことはわからないので、confessionネット情報を元に感想を述べます。


まずconfessionは、私がEP7後に見た考察のうち「Ⅰ語られてないだけで、ヤスの2年間はめっちゃ悲惨だった」側の内容ですね。ヤスの一族殺人動機について、読者が感情移入しやすくなっている。

「我らの告白」の内容も加味すると、
作中現実についての公式解はおそらく「狂言殺人でルーレットを回すけど、心中は本気だった」
「嘉音役として振る舞った事はあり、朱志香から淡い好意を持たれていた」かと思います。
(原作で朱志香にしゃのかの同一人物がばれているというシーンがない以上、作中現実でも朱志香は嘉音がヤスのごっこ遊びだと気付いていないのでしょう)

EP8以後でこれだけ補完しているのは、そういうことだと思うのです。


「ヤス一」との兼ね合いについて。

正直なところ、「我らの告白」読了時ではあまり考えていませんでした。
「我らの告白」では、うみねこ作中現実のヤスはフラウロス含め小説のプロットを考えているだけで、狂言と見せかけて本当に殺人事件を起こしているのは、作中作内の「紗音」だからです。

「ヤス一」は作中現実を描いているので、作中作の「紗音」が狂言と見せかけて本当は殺してゆく、という設定だからといって、作中現実のヤスも本当に殺すとは限らないからです。

ゆえに、作中作の「紗音」の自白(confession)も、作中作内での設定の話なので作中現実とは別であり、作中現実でも本気で殺そうと思ってたけど「やっぱり殺すのやーめた」としてしまう事は可能です。

しかも、八城十八関連の事は作中作である可能性があるため、カケラ(つまり偽書Tips or 正書Tips)としても描かれるconfessionもまた、作中作である事は想像に難くありません。
実はヤスちゃんが書いたお話「自分の日記兼作品のホワイダニット解明編」でもおかしくはない。

つまり、「ヤス一」の「碑文解かれなかったら狂言殺人、それで戦人が思い出さなかったら譲治と結婚しちゃお☆恋の決闘は紗音ちゃんの勝ち!」はできなくもない。

…ですがそこまでしなくても、「confessionが公式解」だと考えてよいのだと思います。

追記。
と、思っていたのですが、ちょっとまてよ?
それだとEP7と矛盾する気がします。
EP7でクレルは、戦人が帰ってくることがわかるまでは、決闘の決着がつきそうになってたと言ってます。(いってましたよね?決着がつきかけてたのに、戦人が帰ってくるあの年は無慈悲だったみたいなこと。もう手元にうみねこがないので確認できなくて…)

恋の決闘ですね。原作で紗音と嘉音の決闘は基本的に紗音が勝ちます。よって戦人が帰ってくるとわかるまでは、ほぼ譲治と生きていく事?譲治に身体のことを話すこと?がきまっていたと見て差し支えない。

つまり時系列的には、碑文を解いて、一族の業を知ってたり、譲治と仲良くなったり朱志香に嘉音が好かれたりしつつ、譲治と島を出ようときめかけていて、戦人が帰ってくることを知り、自分では運命を決められないからルーレットにかけた。

譲治と生きることを決めた後に、心中という選択肢がある?というのはおかしい。
ここの時系列はいじらないと、confessionと整合性がとれなくなりませんか?
戦人が帰ってくるとわかったタイミングと、碑文解いたタイミングがいっしょならまだわかるんですよね。

あいつもこいつも私も、近い血に惹かれやがって気持ち悪い、自分自身もこれだけ甥を好きになって気色悪いわ私は血を残せないけどなちくしょう!もういいわみんな死ね!右代宮なんて地震でみんな死んだんや!という感じで。

EP7のヤスの告白とconfessionを混ぜ合わせると、確かにヤスは心中も考えていたんだけど、結局は譲治の死ぬシーンとか考えられないし、最終的には譲治と生きようと決めた。
(ヤスが書いたお話のなかの「紗音」ちゃんは、殺人事件を起こすから、そっちの動機は心中してやる、で大丈夫)
と思ってたら戦人さん帰ってくるの?

という流れになりますかね。
ルーレットの目に心中は入らないと思うんですよね。

まだこれ思いつきなので裏づけとってませんので、裏づけが取れたらまた追記します。とれなくても勘違いだと追記します。




さて。それでは最後になりましたが、ヤス一を楽しんでくださった読者の方、ヤス一の足りないところを補完して下さった方、うみねこの考察をされていた、gkomark2が参考にさせて頂いた方、どうもありがとうございました。

当ブログもお楽しみいただければ幸いでございます。


それではまたお会いしましょ~!

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